- 仏陀の根本課題は、人生の一切の苦悩をいかに超脱すべきかであった。
人生の真相を如実にながめた仏陀は次のように「四法印」を説かれました。
諸行無常
- 一切の現象は、刹那ごとに生滅し変化する。
すなわち、一切のものは、単なる時間的存在として存するにすぎない。
諸法無我
- 諸法とは、一切の存在であり、無我とは、それらに固定不変の実体のないこと。
すべてのものは、ただ因縁によって仮に和合しているにすぎない。
一切皆苦
- 凡夫は、無常に常を求め、無我に我を捉えようとする欲望が満たされないことが苦しみとなり、ゆえに一切の現象は、苦の存在として現れてくるのである。
涅槃寂静
- 無常・無我・苦なる一切を如実に知見して、それらに対する執着を離れ、欲望が滅せられた境地。
これが、仏教の究極の境地である。
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